MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1を購入したのでレビューしてみたいと思います。なお、この製品はLHR版(マイニング性能を落としたもの)になります。
目次
MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUSのスペック
メモリ | GDDR6 (8GB) |
CUDAコア数 | 4864 |
メモリクロック | 14Gbps |
バスインターフェイス | PCI Express 4.0 |
解像度 | 8K (7680×4320) |
出力端子 | HDMI x 1 DisplayPort x 3 |
消費電力 | 200 W |
補助電源 | 8-pin x1 |
DirectX | DirectX 12 API |
サイズ | 235x124x42 mm |
開封と外観

箱の横幅は31cmほど。

パッケージ内容はごくシンプル。PCケース内でグラボを支えるための支え(ステー)やつっかえ棒のようなものは付属していませんが1、挿しただけの状態でも重みで下がってくるようなことはありませんでした。

補助電源は8 pin x 1。

出力端子はHDMI x 1、DisplayPort x 3。
静音性は?

2ファンなので冷却性能もそれなりにあり、動作音もそれなりです。3ファンのように「回っているのに気付かないほど静か」というわけではありませんが、手堅い作りで安心して使えると感じます。
ベンチマークと動画エンコード性能
MSI RTX 3060Ti VENTUSを使って、いくつかの方法でベンチマークを行ってみました。モニターは24インチ、1920 x 1080、リフレッシュレートは165Hzのものを使っています。
FFXVベンチマーク

FFXVのベンチマーク結果。モニターはフルHD。スコアは8965で「快適」になりました。
ちなみにこちらは同じPC構成でモニターをWQHD 144Hz、27インチに変えた場合です。スコアはもちろん下がりますが一応「快適」になりました。
Cyberpunk 2077 (2020年12月発売)

いまだに重いゲームとして語られることも多いCyberpunk 2077。平均フレームレートは72fpsとなりました。画質はウルトラです。場面によるFPS低下はほとんどなく全般的に安定していると感じます。
Elden Ring (2022年2月発売)

Elden Ringの平均フレームレートは65fpsでした2。こちらも画質は最高設定。雨や嵐などの場面では顕著にFPSが低下し、40fpsを切ることもありました。
RTX 3060 Tiの動画エンコード性能

H.264形式、1920 x 1080、60FPS、長さ10分のMP4動画を、以下の設定でハードウェア/ソフトウェアそれぞれでエンコードしてみました。使用したソフトはAdobe Premire Proで、PCのスペックはCore i7 10700k、メモリ24GBです。
形式 | H.264 |
フレームレート | 60FPS |
解像度 | 1920 x 1080 |
ビットレート | 10Mbps |
エンコーディング | VBR,1パス |
エンコード所要時間の比較
ハードウェア | 2分4秒 |
ソフトウェア | 5分34秒 |
私の環境ではRTX 3060Tiを使用したハードウェアエンコードの方がソフトウェアエンコードよりも2倍以上、速い結果になりました。
MSI RTX 3060Ti VENTUSはこんな人におすすめ
感想としては、私のようにフルHDモニターを使っている人ならRTX 3060Tiは十分な性能があると思いました。WQHDなどフルHD以上のモニターを使うなら3070番台以上を視野に入れた方がいいかもしれません。
- 手ごろな値段でとりあえず最新ゲームを最高画質で遊びたい人
- 使っているモニターがフルHD(1920 x 1080)までの人
- コンパクトなPCケースを使っている人
おわりに
MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHRのレビューでした。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
